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ストーリー ●キャスト&スタッフ

■ミケランジェロ・アントニオーニ MICHELANGELO ANTONIONI

 『愛の神、エロス』を作ることは、私たちがこれまで知ることのなかった場所に向かって、たくさんの窓を開け放つようなものでした。それはただ、ミケランジェロの心の中だけにある“ものごとの危険な筋道”に沿って、彼に付き従うようなものです。それは、私たちの人生が続く限りの長い道に沿って、私たちに向かって開かれているのです。

 映画を観て感じたのは、自然に対して深い愛情を持って優しくみつめようということを、ミケランジェロが我々に伝えようとしているということです。人間の自然に対する態度はひどいもので、環境を汚染し、今のような難しい時代に突入しています。

 この作品で、ミケランジェロは、自然に対するある種の賛辞を贈っています。そしていつか、この映画全体が何を意味するのかが分かってくるのだと思います。非常に重要なのは、自然に溢れたトスカーナの風景が魔法となり、役者のジェスチャーおよびダンスさえもが、エロティシズムを表現しているということです。エロティシズムは裸そのものではなく、裸以前に存在するもので、香水のようなものです。

 躊躇することなく、ぜひこの3作品を注意深くご覧いただき、素晴らしい監督たちが作品に吹き込んだ気品を感じてください。そして、世界ともっと優しく、柔らかく接してください。なぜなら、私たちはこの世界を破壊しているからです。私は、この自然を創造した神に感謝します。また、この映画に関わったすべての人々が、ミケランジェロに命を長らえる数多くの日々を与えてくれたことに感謝します。

(ミケランジェロ・アントニオーニ夫人・プロデューサー/エンリカ・アントニオーニ談)


エロスの純愛
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